むし歯の原因とは
むし歯菌は、食べ物や飲み物の糖分をエサにして、増殖したり、歯垢を作って歯にくっついたり、酸を作り出します。糖分が口の中に長くあると、歯はこの酸に溶かされ続けて穴が開きむし歯になるのです。
むし歯の初期段階では、歯に穴はなく、歯の表面が白く濁ったり茶色になります。進行するにつれて、歯には穴が開き、痛むようになります。
むし歯を治療しても、治療後月日が経つと、詰め物や被せ物が歪み、歯との間にすき間ができて再びむし歯になりやすくなります。再治療をしても、むし歯を繰り返していると、天然の歯はどんどん削られて減っていき、最終的には歯を抜くことにつながります。
大切な歯を守るためには、むし歯を防ぐとともに早期発見・早期治療を心がけましょう。
むし歯は自然に治らない
むし歯を放置しても、治ることはありません。
ひどく痛んでいたむし歯が傷まなくなったとしても、それは悪化して歯の神経がむし歯菌に侵されて死んだからです。痛みがないままさらに進行していくため、放置しておくと、むし歯菌は全身に広がり、副鼻腔炎や血栓などの病気を引き起こすこともあるのです。
早めの発見・治療が重要
歯を丁寧に磨いても、むし歯の進行を止めることはできません。
むし歯ができたら、お早めに歯科医院にご相談ください。しっかりと治療し、お口はもちろん全身の健康を守りましょう。